Waive LAST GIGS.

Waive解散でした

-------↓注意：これより、純粋にライヴが楽しかった人にはお勧めできませんよ。↓--------

　
　
昨日、綺麗に書いてみたけど、それはなんか本音とは離れてて嫌だと思ったので消した
最後は案外あっさり終わりました、って書くくらいで良かったのかもしれないけどさ
　
全員、演奏ガッタガタで気になって仕方が無いの
Waiveは巧いとは思って無かったと思うんだけど、安定感があった。
あそこまで下手だって認識も無かったんだ
今さら、演奏力を求める必要はない。
だけど、あのドラムはなんなの。何でもっとマトモな奴を連れてこなかったんだ。
C.が酷すぎる。歌が聴いてられないくらいリズムがばらばらで気持ちが悪い。

それはもう、後ろ向きな解散っぽいステージ上の空気を嗅ぎつけちゃってさ…

あー、これは
解散理由は、
仲たがい、なんだろーな。

って、
解散の、コトの顛末をあんまり気にしてなかった
そんな客にすら、アレ？って気付かせてしまうような、
そんな悲しい解散ライヴを、するな！

もし本当にそうだとしたら
それに気付きながら 「最高でした」って言わなきゃならないファンが本当にかわいそうだと思った。

（誰も知ったこっちゃ無いとは思うけど、本当の解散理由なんて私は知らないから）
（そして気付かない人はそれでいいし）

四年、五年か…　そんな前になるんだ。
初めて聴いたTakayukiのスパナは
嘘じゃなく大袈裟じゃなく、本当に感動したのに
どうしてあんな歌になっちゃったんだろう

ちゃんと歌ってよ
そんな薄ら笑いしてないで
そんな冷めた風にお客さんを扱うひとじゃなかったよ

貴方ね、すっごい汗っかきなのに
あんなジャケット着てたのにさ
目の前の善徳ですらつやつやしてるのにさ
ひとりで涼しい顔なんかして

あんなに暑い会場だったのに

全身で歌ってる姿が好きだったよ

ちゃんと歌いなよ
気持ちをこめてさ
まだ気持ちが、あったなら。

善徳は善徳で
時々とても怖い顔をしてた。
MCはまた解散とは思えないほど日常的な感じな善徳紀行でしたが
新幹線の隣に座ったハンマー投げの室伏が臭くて、
家に帰ったら鍵が無くて、
事務所で寝たら寒くて、今日来た、という話を杉本節でしゃべっててまぁそれは面白かったですけどいつも通りに。
なんかの曲で歌ってたのが、まるで千聖のような声だったので、
この人はどうなっても割と生きてけるなって思った。
やっぱり善徳が好きだ。ぶさいくなところがたまらん。

2004年5月か。ラストインディーズになりそこねた日。
前のAXで観た時は、
本当に凄く楽しいライヴだったし
で、善徳がメジャー行きを取り止めた話をしていて
その話を聞いてて、なんていいバンドなんだって
絶対に力になろう、このバンドの行く末を眺めようって…

あの日のあのバンドどこいった。

解散ライヴをやらないで消滅するのも悲しいけど
解散ライヴがこんな有り様なのも、辛いもんだな…

でもでも
でもね

ラストは「いつか」を歌って
そこだけは解散に相応しく
本当に綺麗な終わり方だったと思う。

最後に、杉本善徳は言った。

「これだけ、これだけのバンドが解散していって
　よく、これは終わりじゃない、始まりだ、と言うけれど
　でもこれは、まぎれもない、終わりです

　けれど、終わりだけど、はじまりでもある。その方が、ずっと正しいと思う。
　正しい事なんて何一つわからないけれど
　バンドをやってきてわかったこれが、唯一正しい事だと思う。」

そして最後に、田澤孝介がマイクを取る。

「最後は歌っても踊っても、何でもいいけど…」

小さい呼吸を一つして、言った

「歌おうか」

　♪ああ　いつか …

視界に、照明に照らされたたくさんの手と、ヴォーカリストとが飛び込んできた時
涙が水面を越えそうになった。
泣かないようにずっと口唇を噛んでた。

歌詞ひとつひとつがすごく聞こえたんだ。
ああそうだ、一緒に歌ってたからだ。

プライベートな個人的事情とも相まって、
その歌詞は正直たまらん、と思った。

　正しいかどうかとか
　そんなことどうでもいい

　この想いにだけリアリティーがあればいい…！

　あぁ、「いつか」
　その言葉は
　「今」への勇気だ

過去より、未来か
それも、いいね

終わり良ければ全て良し。
本当にそんなライヴだったね。

終わりが良かったから全て良かった。

Waiveにありがとう。
紛れも無く、Waiveは決して色褪せない思い出の１ページです。